2013年5月16日木曜日

日本人だけが灰色か

日本人は、建前ばかりだと言われることがよくあるように思う。
外国人ははっきりしていると。

だけれども、外国人は本当に白黒つけているのか?


今日の授業中に面白い例文がいくつかだされました。その講義では第2言語習得、また発話行為などでどのような理論があるのかをみていくもの。


断りのストラテジーというトピックがあったのでいくつか列挙していきます。


  1. 希望:I wish I could help you.
  2. 将来の承諾の約束:I'll do it next time
  3. 相手を思いとどまらせる試み:That's a terrible idea.
  4. 断りとして機能する承諾:Well, maybe...
  5. 未来や過去の承諾のための条件設定:If you had asked me earlier, I would have.....


どうでしょうか、これは実際に断る際に英語で使われている表現です。けっこうあいまいな表現がありませんか?普通に日本語に訳して使えそうな感じがします。

海外の方と接している実感としては、4.くらいあいまいなものは聞いたことがありません。

だけれども、海外の人もけっこう建前で話すことも多いのも事実です。


僕は、アメリカに住む中国人や韓国人の友人がいます。一緒になったときはお酒を飲むこともあります。だけど、領土問題について語り合うことがあるかと言えばない。

他の例だと、一般に Chairman ということをせずに Chairperson といったりとかなり気を使って言葉を選んでいます。建前で話すことだってとっても多いのです。

腫れ物に触らないようにすることは、海外でもみられるかなぁと。はっきりと主張しないハイ色でいるのは日本人だけではないはず。

じゃあ、何が違うのだろう?


日本人が、機会費用の高い意思決定やコミュニケーションをする要素は何か?


少しずつ考えていきたい。


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3h

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