2014年7月6日日曜日

USAコールと一体感、ひとり

W杯もベスト4が出そろった。ネイマールの怪我は、彼のプレーが今大会でもう見られないということと同時に、日本に勝ったコロンビアの選手がやってしまったということ視点でも残念でした。

今大会は今までのなかで一番面白い大会だと思う。どの試合もレベルが高いし、アフリカや北中米の国も強い。その中でも、今大会で一番面白いと思った試合はベルギーとアメリカのベスト8を決める一戦。

結果は2-1でベルギーが勝利したけれど、感動したのは延長後半の15分だった。延長戦にはいってから、ベルギーが2点を先攻して「アメリカも折れちゃったかな」と思ったけれどまったく諦めなかった。

まずは、一点追い上げてその後はとにかくスゴかった。100分以上走っているのに、足が止まらなかったし、球際の強さが目立つ。

チームとしてよりも個々のほうが目立ちがちなアメリカ。例えば、陸上のリレーも1人1人のタイムで見ると優勝候補に挙げられるのは間違いないけれど、バトンミスで優勝できないこともしばしばあった。

でも、延長後半はとにかくスタジアムの雰囲気がすごかった。会場中に響き渡るUSAコールが確実に選手の背中を押していることがわかったし、それに応えて最後まで諦めずに走り続けて戦っていた。こういう雰囲気はテレビでみていたって伝わってくるし、正直アメリカ頑張れって心の中で思っていた。

他のスポーツでもそうかもしれないけれど、チームの一体感を感じられることがサッカーの醍醐味だと思う。そんな中で過ごしてきたからか、僕は圧倒的にチームの中にいるほうがイキイキする。チームの中での僕は確実に強くなると思う。苦しい時だって、周りをよく見えていると思うし、キツいことだって言える。それを言うために自分を追い込むことだって出来る(たまに追い込みすぎてパンクしそうになるのはキズだけど)。


それに比べて1人のときはどうだろう。プロジェクトに関わっていない時やグループワークをしていないときはどうだろうか。弱い弱い。何もできない。自分に負荷をかけることができない。何をしても自信が持てないし、負荷がかかったときには折れがち。

チームの中にいるときは見られているという自覚があって、いろんなことに気付くけれどチームで取り組んでいるので何とかなると感じられる。だけど、1人になると目の前のやることにどう取りかかっていいのか分からなくなってしまう。

とにかく、素晴らしいチームメートに囲まれている時は自分を引上げようと自身でもするけれど、やっぱり仲間が引上げてくれるのだと思う。でも、1人のときにどうするのかというのも訓練しないと行けない。特に卒業までの期間は成長できる機会だと思う。大学生活もしっかり将来のために必要なスキル、自分の弱点に向き合える時期なんだなぁ。

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