2015年3月20日金曜日

同世代のスゴさ

昨日、久々に友人何人かで集まって食事をしていた。5人中3人は個人事業主みたいなカタチで仕事をしている。みんなの話を聞いて彼らの経験はとても等身大だけど、なかなかできないものだなあ、と思いながら耳を傾けていた。

2人はデザインや動画制作など、自分のスキルで仕事を引き受けている。それだけでもうスゴいのだけれど、話を聞くとその大変さが伝わってきた。
大きく彼らの悩みは2つだと言えると思う。

・自分の仕事に値段を決めること
・自分の好みと相手の好みの相違

かかった費用や自身の人件費、また作品そのものの値打ちを決めないと取引が出来ない。仕事がはじまらない。作品の値打ちを付ける、つまり、自身の腕をいくらで買ってもらうのかなんて考えたことなかった。自分の働く値打ちは決めてもらっていたからだ。
お金をもらいながら学ばせてもらう時期を僕はまだ過ぎてない。そんな中で、自分の技術にお金を払ってもらうなんて。

「まだ食えるまでは難しいけどね」という彼女はたくましいし、かっこいい。


作り手は、クライアントにいくつかの案を提示し、選んでもらうことになる。自分のとっておきは、相手にとっての一番にはならないことがしばしばだそうだ。むしろ、「これはないな」というものを選ばれちゃったりもするみたい。
相手の選択を知ることが、世間を測ることに繋がるのかもしれない。けど、そうじゃ自分の世界を受け入れさせることにはならない。世間の想定外の未来を創ることができないそう。
それで、相手とディスカッションをしてというプロセスをして、自分の考える世界を感じてもらう。それを世に出してもらう。

僕はいつになったら彼らの域に達するのだろうか。彼れらは雇われるという選択をしなかった。しないで自身のやりたいことを追求するから、これだけ大変な経験にあうのだと思う。好きなことを突き通すのは簡単じゃないと考えさせられる。

一緒に仕事をした仲間がこうやって頑張っている姿をみて、刺激を受けない訳がない。

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