2013年11月19日火曜日

リーダーシップとマネジメント

大学でグループワークをしていると、安易に「リーダー」という言葉を使う人がいるけれど、「全部をやってくれる人」という意味で使っていないかと疑問に思う。

皆さんは、プロジェクトのマネジメントをしている人をみると「仕切り役だなぁ」とか「リーダーシップがあるなぁ」と思うことがありませんか?


しかし、最近強く思うのは

Leadership is different from management. 

ということです。

リーダーとマネジメントする人は根本的にやることや性質が違うと思うのです。

リーダーは魅力的でかつ大きな絵を描ける人であり、マネジャーは組織の限られた資源をフル活用してその絵を現実のものにする人

というような違いがあると思います。もちろんリーダーもその戦略の策定や実行にも関わるでしょうが、リーダーのあるべき姿は誰かの心に刺さる絵を描ききることじゃないかなぁ。その誰かは、まずはチームそして未来の第三者、つまり顧客。

どんなに熱意があって、言葉が上手くても魅力的でないものには人はついていかない。その人が何をしたいのか・成し遂げたいのかというビジョン(=絵)が明確かどうかというのは非常に大切なことです。


一番はじめの疑問に戻ると、多くの人がリーダーシップとマネジメントが一緒だと思っているということです。ぶっちゃけて言うとリーダーは右腕(優秀なマネージャ)やチームメイトがいないと、もはやリーダーではないのです。

あなたは、「あの人はリーダーだ」と思うと同時に「彼/彼女がやってくれるだろう」と何もしない気になっていないだろうか?チームの一員としての役割を放棄しようとしていないだろうか?
もし、あなたがそう思うなら、もはやそのチームは崩壊へ向かっていくと思う。


また、「あの人がやってくれる」と思った瞬間にあなたの存在価値はなくなっていくと思うので注意してもらいたい。そう思ってからチームに居続けるとリーダーにとっては非常に邪魔だと思われる可能性がでてくる。邪魔だと思われる前に、すぐさまチームを去るべきで、去ればあなたは時間を自由に使える。チームを去ったという少しの罪悪感だけで、他人への迷惑を最小限にし、自分の時間を確保すべきだと思います。

つまり、自分のスタンスを示すということです。

「コミットする/しない」

仮にチームを去ってもこの意思表示が出来る限りのコミットメントになるはずです。

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