2015年2月14日土曜日

1人1人との面談

サッカーのコーチをしていた3年間、担当学年だった19名の選手と下の学年からの3名、計22名については1人1人話す時間を持つようにしていた。

もちろん、時間の長さや頻度には個人差はあるけれどそうしていた。
僕ともう1人のコーチで約20名をみていたのだが、やっぱり普段の練習で同じメニューを行おうが 個別にぶつかる壁は違うし悩んでいることは違う。

①キャプテンに指名している子や、エースとして出場する子には、周りの選手の使い方
②ボーダーラインの子には今の立ち位置と、その子が意識しているライバルとの能力比較
③そうでもない子は、基礎的なスキルの獲得にむけて意識すべきこと

と言うことは全く違ってくる。何せこれは地域クラブにはありがちで、どんな子もウェルカムとするとこんな状態が出来上がる。これは、個人差もチーム差もあるけれど、ある程度放っておいてもキチンと出来る子は、タイプ①の子に多く、②の子は半々。③の子はあんまり放っておくとやる気を失う。

そんな訳で20人で練習をしてしまうと、ある程度は全員に同じことを求めることになるので、こうやって個別に話をして、その子が今やったほうが良いことなんかを伝えてあげることが重要だと思っている。もちろん、ある程度本人たちに当事者意識がでれば全く困らなくなる。その段階にどうやって至らせるかは、少年に指導する上でもっと考えても良い部分だと思ってる。


タイプ①の子については、頭を使ってサッカーをしているのでコミュニケーション力も高いので、言うことを少し難しくしても大丈夫だ。勉強ができるできないとは関係なく、やっぱり頭良いと思う。ある程度、自分の役割が分かっているのでこっちが何も言わなくても大丈夫。たまに手を抜くので、そこだけ目を光らせれば良い。

タイプ②の子くらいをどう増やすかが問題だったと思う。②までいって、かつ自分がライバルに勝つには何をすべきか考えられるようになるともうほとんど手はかからない。
だけど、③から②に移行させるのがとにかく難しく、これはちゃんとできた自信は正直ない。

③の子に必要なのは、1つで良いので他の③の子よりもできることをいち早く見つけてあげることかなと思う。とある子は、蹴るのは上手くないけれど球への寄せは早かったり、インステップは蹴られないのに何故かインサイドはハーフバウンドの処理が上手かったり。
こういう子は上手いと思わせる瞬間はお世辞にも多くないので、気付いてあげられないことが多いのが悩みだったなと今では思う。


話はずれたが、こんな具合に1人1人違うので練習の合間合間で個別に話す機会を設けないと、的確なアドバイスができなかった。このとき20名を相手にしていたことを書いておく。



次に、TEDxのカンファレンスの運営をしていたとき、総勢70名以上の人が加わってやってくれたけど、コアとしては自分を含めた約20名だった。それが4つのチームに分かれていた。この人たちは、英語能力や専門性、男女差のバランスを結構意識をして声をかけていた。

1人1人学年もまた違うので、やっぱりまとめる上で授業との兼ね合いや研究会でのヘビー差なんかも違う。、つのチームを統括する身としては20人だったら見られるという感覚があり、やっぱり個別に話す機会を大切にしていた。

もう大学生だし皆対人スキルはある人だったので、小学生みたく手がかかるみたいなことはない。けれど、チームが分かれてしまっているから、MTGで話さなかった(/話せなかった)ことなんか個別にしていた。

また、本人がチーム内で困っていることはないかなどは、チーム内では共有しにくいことだと思ったので、そういうことも耳を傾けるように意識はしていた。

これがよかったなぁと思ったのは、皆が切羽詰まった場面だったと思う。終盤になった、チームを横断してやらないといけないことが増えていた。そんな場面は、例外なく僕も含め皆疲れているしイライラしがち。

だから、横断して何かをするときには、仕事をふる人へ、ふられる人のスケジュールや感情が「今こんな感じだから」と、一声かけると仕事を大量にフリすぎたり、あるいは丸投げ何てこともなかったように思う。結果的に、ほとんど問題なく横断する仕事におけるコミュニケーションミスはなかったんじゃないかと思う。これは、普段のMTGが上手く機能しきれていなかったことかもしれないけれどね。。
(あと、僕が大量に唐突に仕事をふったことは、自戒をこめてここに記す)

日本人は根回しが大事というけれど、これも一種の根回しかもしれない。だけど、コミュニケーションにおいて、上手くいかないというのはもったいないので、個別に話す機会を設けていたのは良かったと思う。


また、それだけではなく性格的にラストミニットじゃないとやらないのか、コツコツやるか、直感的にずばっと決めるタイプが、ずるずる物事を決められないタイプか
など知っておくと僕がコミュニケーションをするときにはかなり役に立った。締切間近で全然手をつけられてないけど安心できる人と、ケツを叩かないとやらない人を見分けられると、全体のスケジュール管理は安心してできる。


今のところ僕は20人くらいの人であれば、ちゃんときちんとコミュニケーションしてだいたいのことを把握ができる自覚があるので、酒と同じで限界値がどんなもんかは知っておく必要があるように思う。

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