レジを済ませる前に席を確保し、温かいコーヒーを頼みにいく。席に戻る途中で一組の青い顔をした男女にいきなり謝られた。
「もしかして、あの席の方ですか?」
「そうですけど....。」
「すみません、傘を壊してしまいました。」
はじめは、え、どうやって壊したの?と思ったら、どうも傘をかけていたイスにぶつかって傘が倒れてしまったらしい。そのときに、Uの字になった持手が折れてしまったらしかった。
その日の予報は一日雨か雪。参ったなぁ、と思っていたら「弁償させて下さい」とのこと。
「ビニル傘でもいいですか?」と聞かれて、いや、折られたヤツはビニル傘じゃないけど...と思いつつ「とりあえず買ってきて頂けるのなら、お願いします」と任せた。
それで、戻ってきたと思ったら一目でものすごい高そうな傘をもってきた。デザインが派手とかそういうことではない。作りが閉じた状態でもしっかりしているのがわかった。
「長く使って下さい」と手渡された。壊しておいて、そんなこと言うかこの人?と思ったけれど、面倒くさくて「ありがとうございます」とだけ伝えてそれを受け取った。
それで、その場は作業もしたかったのでずっとカタカタしていた。いつの間にかそのカップルはいなくなっていたので、どこのだよ?と思ってブランドの名前をぐぐーる。
値段をみたら絶句だった。一本安くても2万円くらいするブランドの傘だったのだ。
イギリスで最も老舗な傘ブランドらしいです。
しかし、とんでもないものをもらってしまった。こんなのなくすのが恐くて外に持ち出せない。普通のビニール傘なら40本は買えますからね。もはや、残りの人生で一年に一回のペースでビニール傘使っても定年までいけますわ、はい。
しかし、とんでもないものをもらってしまった。こんなのなくすのが恐くて外に持ち出せない。普通のビニール傘なら40本は買えますからね。もはや、残りの人生で一年に一回のペースでビニール傘使っても定年までいけますわ、はい。
しかし、こんな傘世の中に売っていて買う人がいるんですね。まぁ、ペーペー大学生でも一目で高いと分かるのだからラグジュアリー品に近いものなのだと思う。
っていうか、正直本当に買ってきたのかその人が当日使用していてものか、怪しいです。これみると、細身が売りとなっているのに傘を巻くゴム緩かったし。手渡されたときに濡れてはなかったけど、別にオレから見えないところで拭いてしまえば問題ない。
ただ、傘の先は全然傷ついていなかったのをみると、大切に使っていたのかなと察する。
買ったにせよ使っていたものを譲ったにせよ、そりゃ長く使ってほしいだろうと思う。
でもね、この傘、折られた傘と違ってボタン開閉式ではなく短く、かなり複雑な気持ち。
っていうか、正直本当に買ってきたのかその人が当日使用していてものか、怪しいです。これみると、細身が売りとなっているのに傘を巻くゴム緩かったし。手渡されたときに濡れてはなかったけど、別にオレから見えないところで拭いてしまえば問題ない。
ただ、傘の先は全然傷ついていなかったのをみると、大切に使っていたのかなと察する。
買ったにせよ使っていたものを譲ったにせよ、そりゃ長く使ってほしいだろうと思う。
でもね、この傘、折られた傘と違ってボタン開閉式ではなく短く、かなり複雑な気持ち。
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