2014年3月30日日曜日

おもてなしは細部に宿る

今日、テレビで京都迎賓館に関するプログラムがやっていました。
迎賓館という施設があるというのを初めて知りました。ここは、各国から要人にむけた宿泊施設です。

(http://www8.cao.go.jp/geihinkan/kyoto/kgphoto.htmlより

この施設は匠それぞれが自身のプロフェッションを活かして共同で作られたそうです。要人が泊まるのでセキュリティは相当厳しいのだろうと思うけれど、それを感じさせない外観です。

海外の人は日本人より総じて大柄なので作りも大きくなっているようです。障子も普通は1.73mなんだそうですが、ここでは2.0mで作られています。
ただ、そこから障子を開けたときの風景は、2.0mだと「みえすぎて」しまうのだそう。だから、1.73mのときと同じような風景を見せるような工夫がされているそう。本当に細かくて感動した。

滝川クリステルさんが「おもてなし」と言ったので流行った言葉ですが、おもてなしって何だろうというのが正直なところでした。だけど、今日この番組を見て、おもてなしは細部に宿るのだと思った。普通だったら気が付かないところにとことんこだわる。

見える風景、板の木目、だしの味、本当に細かい所までこだわることで、素人がみたり食べたりしても感動するのかなと思った。「言われないと気がつかない」、そんなような細かい芸を提供することが最高のもてなしなのかもしれない。

これからも、世界の要人が日本に来るときには是非ここに招待すべきだと思いました。こんなもてなしをされたら、絶対に感動しちゃうよなぁ。日本のこと好きになってもらえるだろう。

それにしても、久々にテレビに食い入ってみてしまいました。いやはや、素晴らしい番組でした。

2014年3月28日金曜日

出会いの春と別れの春

日差しが温かくなってきました。
ほんの2週間前までは夕方以降はとても寒くてコートが必要だったけれど、個々最近はTシャツにパーカーくらいですむ。このシーズンは出会いと別れのシーズン。
卒業式や入学式などを迎え、喜びや悲しみ、複雑な心境になる季節。


旅立ちの春に無事に教え子の卒団をむかえた。彼らの貴重な3年間、その成長に少しながら貢献できたと思う。小学生は成長が早いからみていてとても楽しかった。どの選手も変わったなぁと感じさせるターニングポイントが1人1人あった。プレーや姿勢に表れる。

卒団式では、選手1人1人に卒業証書を渡す。1人1人メッセージを考えて書いた。僕ともう一人で振返りながら、僕は笑いが起きるように、もう一人は真面目に書いた。1人1人良い顔をしていたのを思いだす。

しかし、選手たちにメッセージを読みながら証書と記念品を渡すときに気付いたけれど、やっぱりキャプテンなどの役職を務める子とそうでない子では様子がちがうなぁと思った。それは、役職ついていた子の方が断然キチッとしていたということ。やっぱり小学生でもリーダーシップを発揮する子たちはこういうところもキチンとできるんだなぁと思う。
そのうち一人は役職をつとめる様な性格じゃなかったけれど、大きくなってほしくて副キャプテンにした。その子の親からも「あの子でいいんですか」と言われたけど、やらせてみた。そうしたら、案の定化けた。それはプレーでも出ていたけれど証書を渡すときにも出ていて、身の丈以上のことをやらせてみることも大事だと学んだ。


卒団式後の打ち上げで保護者の方と成長を泣きながら振返る。あんなことがあったよね、あのとき本人は辛かったらしい、いろんなことをざっくばらんに正直に話をすることができた。こういう関係を築けたことも1つの成果だと思う。

彼らは自分で判断をして自身の道を歩み始める。反抗期はこれからだなぁ。笑
でも、それは自立する階段を上り始めた証拠。僕も負けずに前に進みたい。大きく成長した姿をお互い見せられるように。

2014年3月24日月曜日

無観客試合の教訓

浦和サポーターが「Japanese Only」という横断幕をスタンドへの入り口にはった。
この人種差別をうたう行為に対して、日本サッカー協会「無観客試合」という制裁を下したけれども、これは素晴らしい決断だったと思う。
時事ドットコムの記事によると、制裁の種類は以下の9つあるようだ。(記事をみると、したにいけばいくほど、重い処分のよう)

(1)けん責(始末書を取り、将来を戒める)
(2)制裁金(1件につき1億円以下)
(3)中立地での試合開催
(4)無観客試合の開催
(5)試合の没収(試合を没収し、0-3の敗戦と扱う)
(6)勝ち点減(1件につき、リーグ戦の勝ち点を15点を上限として減ずる)
(7)出場権剥奪(リーグカップ戦の違反行為に対し、次年度の出場権剥奪)
(8)下位ディビジョンへの降格
(9)除名(総会で4分の3以上の議決を要する)

勝ち点減などの方が重い処分だし、それくらいの制裁があっても不思議じゃないけど、無観客試合は正しい判断だっただろう。
こうしたことで、多くの「日本人」サポーターへ強いメッセージが投げかけられたと思う。
日本には、圧倒的に日本人が多くてあまり異なる人種や思想に触れることは少ない。自分が受けてきた教育を振返っても、差別的なメッセージがそもそもどういうものなのか考える機会はほとんどなかった。
「みんな一緒」そういう意識は多くの人がもっているだろう。その分、一緒じゃない人にどう対応をすればいいのか分からない人も多いのではないだろうか。

だけど、人種差別は許されない。それを伝える上で、あえて清水のサポーターも応援できなくしたことで「人種差別はいけない」ということをより発信できたと思う。勝ち点減では、サポーターは会場に向かうことができるわけだから、当事者意識は持ちにくい。だけど、浦和、そして清水のサポーターも会場に立ち入ることを許さないことで、2チーム以外のサポーター、選手たちにも啓発効果があったと思う。

そして、そのサポーターの中には子供もいる。子供がこういう問題を考える良いきっかけになっただろう。

無観客試合という判断を下したJリーグ幹部に賞賛を送りたい。

2014年3月11日火曜日

3 years have passed since "3.11"

3 years ago, I was not able to wait for university life after I was accepted to enter SFC. It was sunny, and it made me get sleepy. I took a nap in my room.
The small and long wave woke me up. While I was looking at the ceiling, I thought " the wave was pretty long." Just then, the earthquake occurred. The ceiling started shaking. It was first time for me to fear for my physical safety in my life. 
I was panicked. Although the sight was waving, I moved to another room to watch TV. Every TV programs reported where the earthquake center was and how large magnitude was. Well, the earthquake continued. I called my family. But the telephone communication system didn't work. That's why it was used by public administration. Fortunately, all of the family members were safe. However, some friends were in the damaged area - Tohoku region. So My friends and I used the mail, the person finder by google, and sns in order to confirm their safety. A few days later, we heard from all of them. 
"3.11" was not only the natural danger: the earthquake and tsunami, but also the nuclear accident at Fukushima. I thought it startled world because Japan was(is) one of the most developed countries in Natural Science and Engineering. Even many Japanese had never thought nuclear accident happened too. However, it happened. Several investigation committees under public sector, government, TEPCO, and National Diet were established, investigated, and reported. Lessons from them are valuable. 
That was a serious affair that will be in a textbook of the world history. And especially, NAIIC made 7 proposals, and concluded the cause of the accident was a Japan culture. Fot instance, the regulatory committee was not independent, and was manipulated by TEPCO. That prevented the regulation from making TEPCO deal with earthquake and tsunami. That means TEPCO had a chance to protect the plants from the natural disaster. These facts were shocking and horrible. 
Nevertheless, Has Japan changed? How many people know these important information appeared in public? I cannot agree with Japan changed. How serious problems will make Japan change? 
Today, all media reported what the disaster areas are and commemorated people who died and live in provisional housings by the disaster and accident. In addition, the scene of the tsunami was on many TV program. The commentators discussed what we should do from now on.
I think taking action is more important than discussion. Even if we could discuss and make ideas to solve some issues by "3.11", that's it. They would be in vain unless we take action. Three years have passed. What have we done? What will we do?

2014年3月10日月曜日

ストレートA

今日は、大学の成績公開でした。2013年の秋学期は他の3年生がコマ数を減らしている中、けっこう履修をしていたのでどれだけできるのか不安でしたが、無事に全てAでした!

今までも、ほとんどAで....ひとつふたつBとかだったので悔しかったのですが、やっと全ての授業でAが取れたことは嬉しい。特に、伊藤良二先生の授業でAが取れたのは格別。


彼の授業は、履修前に面談と筆記という選抜が課されて履修ができただけでラッキーだったんです。しかも優秀な人とのグループワークで、発表のフィードバックもとても厳しいものでした。成績も発表内容に対してと360度評価。特に後者は、グループワークのメンバーからどの程度コントリビューションをしたのかという評価なのです。

組んだメンバーはみんな本当にデキル人だったので、彼らから良い評価を受けたということが非常に喜ばしいことなのです^^


プロジェクトをしていたことで、「あぁ、あのときのことはこういうことだったのか!」と授業の中で本当に学ぶことが多かったなぁ。


実際にこのように実務に関係する以外の大学の勉強は、役に立たないと言われることもあるけど、実際に役立つことも本当に多い。例えば、アメリカの歴史の授業なんて、いつ役立つの?と思うかもしれないけれども、今の日本の今の司法と立法の関係をみるときに助けになったりする。

知らないことや知っているけど理解してないことを知れたときに、学ぶ喜びを感じられるのだと思う。

2014年3月9日日曜日

決断するときはいつも楽しいそうな方を

教え子が大きな決断をした。それをみて、「決断はいつも楽しいと思うほうへ」だなぁと感じました。


不安でも何でもワクワクしたらその方へ。そして、一度決めたら全力で走る。実はとてもシンプルなことかもしれない。

教え子からも教わることがたくさんあるなぁ。