迎賓館という施設があるというのを初めて知りました。ここは、各国から要人にむけた宿泊施設です。
(http://www8.cao.go.jp/geihinkan/kyoto/kgphoto.htmlより)
この施設は匠それぞれが自身のプロフェッションを活かして共同で作られたそうです。要人が泊まるのでセキュリティは相当厳しいのだろうと思うけれど、それを感じさせない外観です。
海外の人は日本人より総じて大柄なので作りも大きくなっているようです。障子も普通は1.73mなんだそうですが、ここでは2.0mで作られています。
ただ、そこから障子を開けたときの風景は、2.0mだと「みえすぎて」しまうのだそう。だから、1.73mのときと同じような風景を見せるような工夫がされているそう。本当に細かくて感動した。
滝川クリステルさんが「おもてなし」と言ったので流行った言葉ですが、おもてなしって何だろうというのが正直なところでした。だけど、今日この番組を見て、おもてなしは細部に宿るのだと思った。普通だったら気が付かないところにとことんこだわる。
見える風景、板の木目、だしの味、本当に細かい所までこだわることで、素人がみたり食べたりしても感動するのかなと思った。「言われないと気がつかない」、そんなような細かい芸を提供することが最高のもてなしなのかもしれない。
これからも、世界の要人が日本に来るときには是非ここに招待すべきだと思いました。こんなもてなしをされたら、絶対に感動しちゃうよなぁ。日本のこと好きになってもらえるだろう。
それにしても、久々にテレビに食い入ってみてしまいました。いやはや、素晴らしい番組でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿