注:けっこう長めです。
今月の頭に手術を受けた。病名は脱腸。まぁめずらしくもない病気だし、けっこうなる人がいるみたい。
自分で気付いたときには、ふくらみのある部分が部分なのでガンなのでは...?と怖くて病院にいくのをためらった。少し痛みがある程度だった。それで診断を受けたら脱腸だと。要手術、とのことですぐ手術することは決定。
こういうのは一回気になりだすとダメですね。正直、先学期は一限にも出席していたので(4年生にもなって。。)一日が長く、帰りは痛みはどうしても出てくるし、やっぱりふくらみがあるというのは違和感がある。気持ち悪い。
日帰り手術しちゃう人なんかいるようだけれど、医者の進める通り4泊くらい入院することにした。でも、テスト日程もわかっていなかったので学期が終わってからにすることに。
それで、ようやく手術を受けてきたので少し記録として記しておきたい。
-術前入院から手術当日-
まず、術前入院をするのだけれど手術中と術後すぐは排泄や排尿ができないので、その日の21時くらいには絶食状態。24時くらいからは飲み物も飲めなかった。先生の説明で管を入れないこともわかってホッと。あっ、今回は腹腔鏡ではなく開腹手術でしました。
当日は案外緊張しなくて、というかしなさすぎて手術が終わるまではあっという間だった。術前も特にすることはなくて、まぁ行ってきまーす的な感じ。12:30頃に手術室に入った。はじめての全身麻酔にどきどきしたけれど、あれは本当にすごくてテレビで「羊が1匹」とかやりませんでした。笑
そんなんしなくてもパタッという感じ。術後目が覚めてからは、どれくらい時間かかったんですかーなどど普通に話しかけていた。
その後、3時間後には点滴も外され、ご飯も食べれて、トイレにも1人でいっていーよ(え、まじすか)でけっこう余裕じゃんと思っていた。だけれど、予想外のことが3つ。
1つは、一回目はトイレに行けたはずなのに(※歩けるけどけっこう痛いです)、その後に2回くらい行こうとしたら2回とも貧血みたいな感じで、支えがないと立てない状態に。ベッドに戻っても目が回る感じで、足を高くして寝ないといけなかった。これは麻酔の影響なんだそう。よし、おとなしくしておこう。
ちなみにベッドはちゃんと頭も上がるし、足も上がる。ハイテク。
2つ目は、夜に背中と腰が痛くなったこと。術前からずっと同じ寝返りも打たず、というか打てず同じ姿勢なので、寝ているとはいえ背中と腰がバキバキに。夜中は術部の痛みよりもこっちが正直辛かった。
3つ目は、腹にガスがたまったこと。晩ご飯は食べたのでその分と術前に食べたものの消化がされていたのだろう。だけど、腹が痛くてガスがだせない。普段何気なくしている、生理現象もあぁなんて腹筋を使っているのだと悟った。
-術後翌日から退院まで-
しかし、腹にガスが堪え難いほどたまってくる。腹が痛くてガスが出ない。もちろん排泄も。先生に聞いたところしっかり水を飲めと。あと、頑張らずに便秘になると、ヤバいほど痛いと思うよ、と言われる。まじすか。。
午前中はヤバかった。だけど、だんだん腹にも溜め込めなくなったのかガスが少しずつ出てくれる。水分を少し多めに取ったおかげか便も出てくれる様になった。
(※綺麗な話すじゃないけれど、そのときの本人は大真面目に大変だった。)
翌朝まであまり寝られなかったけれど、朝の回診で執刀医の先生が歩くべし、というので頑張って歩いてみる。イタい。ちなみに歩いたほうがいいのは酸素が体中に行き渡るからだそう。
それでも、頑張って歩く。食料を求めて院内のコンビニまで。おいしいおやつを求めて。病院食のおいしくなさは入院した人は知っての通り。
6時間おきくらいに痛み止めを飲む。薬を飲むときに誤ってむせる。このときの破壊力はすさまじく、キズが開かないだろうかとドキドキした。
ちなみにシャワーも翌日から浴びられると言われたが、とてもじゃないけど患部にお湯が当たるのが怖くていけなかった。えぇ、びびりです。
その日は、けっこう起き上がるのも歩くのもけっこう痛かったけれど回復しているのがわかる。その翌日から2日間で、かなり痛みも少なくなっていった。
頑張って歩く。頑張って水を飲む。暇つぶしにマンガを読む。おかげで、のだめカンタービレを3周もしてしまった。
ようやく4泊5日の入院生活も終わり退院することになった。帰りは甘えてタクシーで帰宅。家は落ち着く。家に着いてシャワーを浴びてすっきりした。
-それから2週間の経過-
退院後、4日間の痛み止めをもらい家でとにかく横になっていた。入院中もやっぱり体力が落ちたようでなかなか日常生活も疲れるもんだ。しかし、術後一週間後には運転も大丈夫でした。しかし、運転は大丈夫だったけれど長時間固いイスに座るのは痛かったです。というか、腹の部分に違和感がやっぱりあった。
術部に貼られたシールが剥がれてきたのではがす。おぉ、切られたなぁと思う。しかし、傷口はきれいだ。少し腫れている。術部には人工メッシュが入っているので当たり前だ。身体になじもうと必死なのだね。
退院後、一週間経って経過診察を受けてきた。順調だと聞いてホッとした。ジョギングくらいはできるらしいが、もう少し落ち着いてからにしてみようと誓う。しかし、サッカーや腹筋など少し負荷の高い運動をするには1,2ヶ月は我慢しないと。お酒は飲むなら少々ねと。そして、銭湯はばっちいのでもう少し待ってと。
切られた下の部分がしびれている。先生によると細かい神経は傷ついていると思うので仕方ないらしい。この感覚が戻るのには1年近くかかるだろうとのこと。メッシュが馴染むのにもやっぱり時間がかかるから違和感がかかるには気を長くもってねと。
それからさらに一週間経っても順調である。
-まとめ-
今回受けた手術は外科の手術の中では一番簡単な部類だそうです。入院日数も短い。僕は信じられないけれど日帰り手術が可能なようだし。しかし、やっぱり腹を切り人工物を入れいているのだと実感した。痛みや違和感、手術後に感じる不自由。何より一生あの人工物が身体に入っていくのだなと思うと何だか感慨深い。あとは、術前も酷くなったら命に関わると言われていたのでやっぱり不安だった。診断後は、すぐに手術を受けることをおすすめします。
もう少ししてまた元気に過ごせるといいな。特に、温泉いきたい。
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