時代としては、明治維新から大正デモクラシーくらいまでを取扱います。
明治維新のときに由利公正が五箇条の御誓文を起草します。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%AE%87%E6%9D%A1%E3%81%AE%E5%BE%A1%E8%AA%93%E6%96%87より)
この中で、「公議」という概念がでてきます。
ざっくりいうと、
開かれた場で議論をし、統治のかたちを決めていこう
というものです。
これによって、日本は専制政治から脱却しようと試みます。
しかし、公議をするということは、意思決定に時間がかかります。そのために当時は、「上の会議」とは別に「下の会議」という調整機関が出現します。ここで調整をして、上の会議で決定するという流れだったそうです。
ボクは、このあたりから日本の今の政治の意思決定プロセスが決まっていったんじゃないかなと思っています。
さて、世界に目を移すとアラブの春によって、独裁政権を倒したエジプトは混迷の時期にあるそうです。倒したはいいけれど、民主化は進んでいないようです。
小泉さんによると
エジプトは日本の岩倉使節団を参考にして、世界50カ国くらいをまわって知見を取り入れて、国のかたちをつくろうとしている。良い所を海外から取り入れて、明治維新で幕府を倒したけれど、その後明治政府をつくっていったことはすごいと評価をされているそうです。(1:09:45~1:11:45あたり)
とのこと。
だけど、これだけインタネットが普及して、公議するインフラがある中でどう統治の方法を決めていくのか。根回しが少しが起きるかもしれないですね。
日本の「公議」という概念は浸透したでしょうか。エジプトはじめとするアラブの国々には、良いところも悪い所も取り入れていってほしいものです。
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4h
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