長いです、たぶん!
この世に「絶対」ということは、絶対に存在しないわけであり、絶対と言われているものこそ疑うべき価値があって、絶対じゃなくなった瞬間大きなインパクトがある。例えば、原発。絶対に事故は起こらないという安全神話のもと、みなが目を向けず、事故が起きた。そして、安全神話の皮がはがすと日本の腐敗した統治構造が見えてきた。日本のOSの崩壊も。
この絶対ということは、特に医療の世界ではそんなものないとつくづく思う。
余命○ヶ月
全治△週間
手術の成功率□%
死亡率X%
などなど。これが当たらないことは多い。僕も風邪を引いたときや怪我をしたときに、何度医者の言う通りにならなかったことか。
また、診察についてもそう。症状をみつけられないことが多い。この間、体育会に所属する友人にあったときにいくつも整形外科にいったけど、やっと痛みの原因がみつかったことを教えてくれた。
MRIをある病院でとっても原因がわからなかったそうだ。その後、また別の病院でMRIを取ったら原因がわかったそう。特にMRIの取り方自体には違いはなかったという。(それでも、治療法がないらしい....)MRIの診断が絶対的な根拠とならない場合があるみたい。
ここで、MRIの説明を少々。
医療用MRIでは、ほとんどすべての場合、水素原子1Hの信号を見ている。ところが、上記のMRIの原理を満たす原子核(核スピンが0以外)であれば、全て画像にすることが可能であり、そのような原子核は1H以外にもたくさんある。しかし、それらは1Hと比べれば極微量であり、画像にするには少なすぎる。これに対し、1Hは水を構成する原子核であるが、人間の体の2/3は水であることを考慮すると、人間の体は1Hだらけであるといえる。1Hは水以外の人体を構成する物質(たとえば脂肪)の中にも含まれている。故に、1Hを画像化することは、人体(の中身)を画像にすることに近い。1H以外の原子核(炭素(13C)、リン(31P)、ナトリウム(23Na)など)に関しては、研究レベルでは画像化が行われているが、臨床診断にはあまり用いられていない。(From: Wiki)
つまり、映すものは水とざっくり考えられますね。一応、X線の説明も載せておきます。
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最も一般的に知られているX線撮影では、X線照射装置とフィルムの間に体を置き、焼き付けて画像化する。X線は感光板を黒く変色させるため、体がX線を通過させた部分では黒く写り、体がX線を阻止した場合には、その部分が白く写る。通常の診療では、前者の黒く写った部分を「明るい」、後者の白い部分を「暗い」と表現するが、これはすなわち、肺炎や腫瘍などでは、X線透過度が低くなってフィルムに白い影を落とすところからきた表現である。X線の透過度が高い組織としては皮膚や空気(肺)、筋肉などがある。逆にX線の透過度が低いものとしては骨や、組織をより明瞭に描き出すために入れる造影剤がある。(From: Wiki)
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さて、話を戻そう。OECDによると、MRIの百万人あたりのMRIの台数はOECDの加盟国の中でダントツで多い。アメリカやイタリア、ギリシャなどなどの国よりも多いんだ。気になる人は、このリンクから、ソースが取れますので見てみてください。ちなみに、CTの100万人あたりの数も圧倒的に多いのです。
ということは、単純に考えると日本の医師はMRI(CTも)を使って、たしかな患者情報(状況)をもとに診断をできる可能性が高いと考えられますね。なのに、原因をみつけられないことがある。
実は、この友人のような話は他の人から聞いたことがあります。僕のような周りで何人かいるということは、他にもいそうです。たまたま、僕の周りに数人いただけと考えることもできますが、それよりも他にもいると考えて問題ないと思います。
じゃあ、MRIを使用した診察のスキルを医師が高めることはできないか。例えば、特定の整形外科なら整形外科で専門を決めて、その分野で名医といわれる人たちにアンケートをとり、MRIの撮影で何か注文することはあるか、どのようなことに注意して映像を観察するのかたしかめてみる。それと、MRIの使用回数が少ない医師にもアンケートに参加してもらって比較することはできないか。
これは、大きく2つの点で難しい。
- アンケートに回答してもらえないだろうということ。
→医師のことを尊重してない
- 名医もミスする
→絶対診断があってるとは限らない
さぁ、困ったじゃあどうすればいいのか。とりあえず、医師のスキル(医療の質)が高められればいいんだけどって。
じゃあ、切り口を変えて病院利用者にアンケートをとるのは、どうだろう。
「この整形外科いいよね〜、☆いくつ」
ぐるなびみたいな。びょういんなびみたいな。これで医師のスキルって上がるんかいと言われそうですが、この世は競争社会なので、いけるかもしれまえせん。家からすぐの病院よりも10分、15分歩いたところの方が良いとなれば、みんなそっちにいく可能性ありますよね。
そしたら、スキル上げるのにも医師が頑張る可能性あります。この可能性はどうでしょうか。
話はそれますが、「病院なび」あります。このサイトは病院評価はしてませんが、検索ができるようです。また、既に口コミ機能付きの病院検索のサイトもいくつかあります。
これいうサイトが上手く機能しない・医師のスキル向上まで繋がらないのは、たぶん3つの理由が考えらるかなと。
- 患者はやっぱり近くの病院にいきたい。
- ぐるなびみたいにジャイアントなサイトがない。(いくつもいらない)
- 医師の名前を挙げてまで口コミ書きにくい(名誉毀損とか関係しそう)
うーん、じゃあぐるなびみたいにまとまってて、みんなが使うサイトがあれば良いのだろうか。
日本は、保険制度が適用されていてフリーアクセスなわけですから、比較はできると思うのです。ひとつの病院に留まる必要なく、別の病院にいったって、診察台・医療費に差がないぜ、というのが簡単なフリーアクセスの説明。
ということで、行き詰まります。日本は、保険制度があって平等な医療を経済的な面で実現してますが、医療の質が上がったら本当の意味で平等な医療を我々は受けれるわけです。
まぁ医師免許一回取ったら、更新しなくて良いとか、質を上げられない仕組みは他にもありますが...。もう少し、調べる必要あります。
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7h
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