2015年6月10日水曜日

感覚を身につける時期


去年の夏、宮城は古川へ勉強会へ参加していた。とにかく田園風景が広がり収穫前の稲穂が黄金色に輝く風景は鮮明に残っている。

やっぱり都内で普段過ごしていると気持ちは落ち着かないし、緑の広がる明治神宮や新宿御苑まで行くのでどっと疲れる。カフェも人の出入りが激しい。こんな日々を過ごしていたので、田舎の河川敷でぼんやり考えることはできない。いつの間にか漫画のキャラクター達の年齢を超えてしまったけれど、河川敷で夢を語ることも、恋人と花火を楽しむこともなかったなあ。


最近、九州などの地方(って言ったら怒られるのかしら)出身の同世代の人たちと杯を交わす機会が多かった。もちろん人によるけれど、大学くらいまで少し田舎で過ごした方って男女かかわらずなんか距離が近くなるような気がしている。悪い言葉で言うと信頼しやすい、良い言葉で言うとフレンドリー。少しこの感じはあまり都内でずっと育った人には感じない。

そんな距離の近さを感じさせつつ、でもどこか話はオープンじゃない節がある。この態度と話す内容のギャップがとても不思議。地方で育って都内の大学に通っている人には見受けられない。20歳前後のときの環境の影響は偉大だなあと思う。話は変わるけど、大学院だけ海外の人と、大学を海外で過ごした人ではやっぱり文化の影響のコントラストは大きく感じられる。


時は今週月曜日。インターン先の社員さんにお食事をご馳走になる。新卒で入った会社の、業界の色と今の色とは違うので刺激になるしチャレンジなんだそうだ。そう考えると、地方出身者と接したときの雰囲気はまたこれからどんどん変わるのかしらん。

文化の違うところに飛び込むこと、世界の広さを知ることは人生の糧になるとおっしゃっていた。しかも若い時に。東京で生まれ育ってしまった僕は周りの人に比べて知らない文化が多い。こうやって違う出身や文化の人と話すほどに自分の小ささが身にしみる。

今日は疲れたので筆を置いたら少し早めに眠ろうと思う。今日はしかし暑かったー。

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