2016年1月23日土曜日

台湾と中国について

Japanese Only...


先日の台湾のプレジデントを選ぶ選挙では、中国からの独立を掲げる Tsai Ing-wenさんが当選しましたね。この日は、FBのタイムラインが面白いことになっていて、中国の友人は「中国をなんで非難するの?」みたいな論調。一方、台湾人の友人は「独立だー」みたいな感じ。

それを見ていて、こんなにも政治のことを日本の友人たちはとりあげないだろうなと、なんて思って見ていた。


そして今日。グループチャットに台湾人の友人から「オンライン署名をしてほしい」というポストが。何かと思って添付されたBBCのリンクをまずは見てみると、選挙に並んで、台湾人で K-pop のとあるグループの方が、PV上で台湾のフラッグを振って、中国国家から強制的に謝罪をさせられたことについて。

「私は中国人で、そのことを誇りに思う」という内容を言わされていて、BBC などでも取り上げられるなどしていました。BBC のニュースはこちらからどうぞ。


下記のページの一つに、その友人からシェアされたもう一つのリンク、署名ページ "Recognise Taiwan as a country" というものがあります。(ちなみに、イギリスには台湾国家の大使館があるのです。)

Petitions - UK Government and Parliament ここから色々見てみてください)



普段から中国人の友人と台湾人の友人と接する中で、個人的には台湾は明らかに中国とは違うよね、と思っている。というのも、統治の仕方、法律、パスポートが違うのはもちろんなのだけれど、話してみても国民性もはっきり言って別だと感じざるを得ないのです。

ただ、日本は国としての見解として台湾は中国の一部であると認めているし、他の国もそう。これは条約上、ほらね。だけど、やっぱりすでに台湾は事実上で中国から独立していると思う。

実際に政権が変わったので、独立の気運が高まっていると思う。だけど、正直に言って「2国」にはならないんじゃないかと思っている。台湾は中国に経済的に自立できるか、ちょっと怪しいのかなと。日本んも1,000兆円という借金を抱える国家ですが、経済的にはまだギリギリで自立していると言っていい。だけど、台湾は中国のサポートがないと厳しいように思う。

しかも、条約の問題があるので日本は少なくとも、今回の台湾の立場をサポートはできないでしょう。政治的に。

だから、当選した政党が態度を変えてもおかしくないと思うのです。こういうことはどこにもあって、今の韓国の大統領もそう。政治はそんなもん。その理解なくして、そしてどうやったら経済的自立が図れるかという戦略と実行がない限り、独立は難しい。

そんな複雑な気持ちを抱えて、僕は目の前の署名をするか悩んでいる。まぁたかがオンラインの署名ですが。

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