2014年11月23日日曜日

金融機関をわかりやすく

先日、たまたま金融機関で働く友人にわかりやすく金融機関のことを聞いてみた。
良く聞くのは以下の5つで、それらの特徴を簡単にメモして残しておきたい。




・商業銀行
これは、僕らのような一般人からお金を預かって、それを企業なんかに融資するところ。
僕らが口座に預けることで銀行にはキャッシュが入り、それを企業に貸して金利で稼ぐと。

・投資銀行
これには大きく3つあるのかと思う。1つはIBD。これは企業が資金が必要なときにその調達をお手伝いする機能。もう1つはマーケットサイド。株や債券を投資家に売ることが仕事。

証券は左から右へ、お金は右から左へ流れる。
企業−[IBD — マーケット]−投資家

みたいな関係になっているのかなと。
最後に、自分の企業の金を使って投資するところ。投資銀行は基本的に手数料のみで稼いでいて、どんどんクライアントを取ってこないといけないビジネスモデル。なので、3つ目の機能は果たしてどれだけ重視されているかどうかはよくわからない。

・Private Equity
これは投資家からお金を集めて企業の株を買い、経営権ごとまるまる取って経営に直接関与しちゃう。それで企業の価値を買った時よりも高め、株を売ることで儲ける仕組み。企業を再生させたりなんかもしますね。通称ハゲタカ。だけど、そんなに悪いことばかりのところではないという印象。

・Venture Capital
投資家からお金を集めてスタートアップに投資をするところ。大金持ちの個人が自己資金だけでやっちゃう場合もある。企業の規模が小さい段階で投資をして、企業が大きくなり、企業価値が高まって儲ける仕組み。スタートアップに必要な人や経営ノウハウなんかも提供して育てる役割もあるのだとか。

・Hedge Fund
これは良く聞くけど、いまいち?ってことが拭えない。だけど、基本は投資家からお金を集めて株や債券などを売買することで儲けると。運用する手数料と儲けが出た時の成功報酬とで儲ける。純粋に投資だけで、PEみたく経営はしない。だけど、インタビューやマクロ経済の観点から企業分析をして投資判断をしていく。もう儲けの額を聞くと天文学すぎてもはや謎。。


それで、付随してアセットマネジメントという言葉を聞く。これには2つ考えるべきポイントがあるらしい。1つはクライアントからお金を預かること。もう1つは、クライアントの意思を反映してお金を運用すること。なので、Hedge FundやPE、またVCなどの広義にAsset Managementに入るのだと思う。商業銀行は僕たちの意思とはまったく関係ないところで融資なんかされているので、クライアントの意思は反映されておらずAsset Managementをしているとは言えない。

たぶん、国がクライアントで年金を運用することになれば、もちろんハイリスク・ハイリターンは望まないのだと思う。なので、それなりのリターンでリスクを抑えてほしいといったような運用のしていくのだと理解している。

というのが、僕なりの金融業界の理解で(保険は抜けているけれど)、なんとなくメモとして残しておきたい。とりあえず、僕は素人なのでこれが絶対正しいとは思わないでほしいということだけ最後に付け加えておきたい。

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