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友人がロンドンに来ていて、是非一緒にオックスフォードに行ってみようということで、日帰りで行ってきました。
まずは友人の家からトラムで Manchester Picaddily へ。最寄駅のところで Piccadily の方向へ行くかを確認するため、反対側のプラットフォームにいる老人夫婦へ声をかける。はじめに乗った方で正しかったよう。「今日は最高の天気だね」と声をかけてトラムへ。トラムに乗っていて気付いたのだけれど、これは無賃乗車しちゃう人いるのでは?と駅には改札がないし駅員もいない。トラム内も人がいない。大丈夫なのかしらん。
そんなことを考えているうちにあっという間に Picaddily へ。なんちゃって、一人で電車に乗るのは初めてなのでけっこうビビったのですが、全然余裕ですね。行きはダイレクトだったし。ロンドンの方へ戻るおばちゃんと暫しおしゃべり。「York など含め是非イギリスにいる間に北イングランドを旅行するといいわ。やっぱりロンドンなどと違って落ち着いていて本当に街並みが綺麗よ」とアドバイスを受ける。
今回、Oxford へ行くのに Railcard という1年間は電車券が 1/3 で購入できるcardを手に入れたのでそれを有効活用したいと思う。これは16-24歳対象のものやそれ以上の人向けなどいろいろあるのだけれど、£30で手に入ります。きちんとこういうものを使って、有意義な旅行をしていきたい。York などは片道1時間半で行けてしまうしね。
そんなことをぼんやり考えながらはじめの1時間半くらいはお昼寝。昨日、友人宅でご飯をたらふく食べ、美味いウィスキーを飲んだので少し疲労感があったので、気持ち良かった。ぼんやり外をみていて気付いたのだけれど、イギリスは本当に芝生が広がる。どこまでも。アメリカの東海岸も電車から窓をみるとそうだけれど、それは国土の広さが圧倒的に違うので「そんなもんか」と思える。けれど、イギリスはこれだけの国土の狭さでどうやって経済活動をしているのか不思議。日曜日も5時くらいには closed になるし。ロンドンの人は死ぬほど働くのかな。
そう思っていると Oxford 直前で犬を連れた人が乗ってきた。もちろんカゴに犬が入っていたりするわけじゃない。腕に抱えているのです。マジで勘弁。泣く。犬を含めて動物は苦手なのです。頼むから何とか抱えていてよ。そして逃げるようにして電車を降りる。
着いた瞬間から朝から続く朝日が照らす。寒くなるかと思って持ってきたアウターが重い。バス停で友人を待っていると、鼻声でバスを降りてきた。日本発の前から風邪をひいていたらしい。。でも、元気はいっぱいだ。Oxford 大学の方へ足を伸ばしていくと、思っていたよりも都会の風景が広がった。といいつつも、高いビルやモダンな建物があるわけじゃない。全てがきちんと調和していて過ごしやすそう。気持ちいい天気なので、カフェによってパンを調達して、いざ大学へ。クライストチャーチが目の前に広がる。それに入場するための長蛇の列も。。
クライストチャーチの前は meadow が広がっていて座ってランチ。買ったパンが美味しい。日本にもあるんですって、フランス発の Paul。東京にもあるそうなので、気になった方は覗いてみてくださいね。もぐもぐしながら近況報告。すごく悩んだ結果決断した友人は清々しく、「良い決断ができたと思う」と胸を張っている姿は誇らしく、そしてホッとした。よかったね。
そして、川沿いに行くと大量のカモがいる。デカイ。SFCのもデカイと思ったけれど、それより大きい。数がアホみたいに多い。皆さん、緑色のウンチがたくさん落ちいたので気をつけましょう。あと、グワグワと泣きながら威嚇をしてくるカモはけっこう怖いですよ。にしても、学校の敷地がとんでもなく広い。そして優雅。こういうところで学生生活を送れるというのは、Oxford に合格した者の特権ですね。部活動の生徒だと思うのだけれど、ボートを漕ぐ漕ぐ。水をすーっと切っていく。その水の残像が爽やかさを連れてくる。
川沿いがどこまで続くか分からないので引き返すことに。クライストチャーチに入場しようと思うも列が相変わらず長く、時間がもったいないので他の場所をブラブラすることに。そうすると、拡声器を使って話す集団が現れた。近くのお姉さんに尋ねると、Refugee Welcom を訴える集団のよう。僕は、引越しの準備をしたりwifiのない生活を強いられるうちにキャメロン大統領が移民受け入れの声明を発表したそうな。時系列的には、赤ちゃんが海岸沿いで亡くなったという悲しいニュースを受けて。シリアからたくさんの人がヨーロッパを目指すも、いくつかの国はあまり快く受け入れようとは考えていないよう。そんな中なので、デモをやっている人たちは熱狂していた。赤ちゃんでも訳はわかっていないのだろうけれど、「Welcome Refugee」の旗をもっている。日本ではこんな姿はみられるのだろうか。こういう風に小さいうちから雰囲気にでも浸かっておくことは、異なるものを受け入れることの準備になるのかもしれない。子供達に、そういう旗をもたせる親の考えは置いておくとして。
イギリスは保守政党になってから、イギリス国内の大学院を卒業したものにVISAを発給中止をしたり、Tier1 VISA の応募を止めていなかったりするけれど、こういう場面でリーダーシップを持って弱者へ手を伸ばす姿は純粋に美しいなと思う。実際には、それに反対する人もたくさんいるのだから。
そういう政治の違いについて考えたのち、ぐるぐる回る。Oxford はサイエンスミュージアムなども大学のものだからということもあると思うけれど、本当にお金を取る(笑)。でもそれだけ重厚感の溢れるこの大学は世界中から生徒だけでなく観光客を惹きつけるのだからすごい。だけれど、それと同時に観光地化しているで落ちついて学生生活を送ることができるのか疑問に思った。おそらくカレッジでは静かに集中できるのでしょうね。というか、溢れかえる観光客の数に気を止める時間もないのでしょう。にしても、観光客多い。日曜だからね。
ちなみにマンチェスターのミュージアムはかなりタダのところが多いです。仕組みを聴いたところ基本的に Government が資金提供をしているからとのこと。だからタダなのね。産業革命発祥の地であるマンチェスターのサイエンスミュージアムはけっこう迫力がありますよ。大人の社会科見学で行っても楽しいです。
話を戻す。その後、学生が The Turf Tavern という Oxford の学生が飲みながら勉強をすると言われるパブへ。ほっそーい道を抜けると背の小さい緑の可愛いパブが。An Education in Intoxication という看板をみてクスリとしてしまった。やっぱり本当なのかしらん。まあ、でもこれだけひっそりと佇む場所だったら、ビールを横に気持ちよくエッセイを練ったりできるねえ。だけど、夏休みだし、日曜なので観光客らしき人しかいなかったので、実態をご存知の方教えてください。
その後、教会を見学したりしているうちに、やっぱりクライストチャーチ観にいくかということで、いざゆかん。長蛇の列が消えていて嫌な予感。案の定締め切り。ええええ、6時から聖歌隊が歌うって地球の歩き方に書いてあったのにぃ。残念な気持ちが疲れた身体にのしかかったので、しばし芝生で休憩。しっかし、最高に晴れた空。青空に手入れされた緑や、何世紀も続く歴史ある建物が映える。靴を脱いで足を伸ばせる。昼寝できるくらい気持ちいいんですよ、奥さん。
それにしても、友人との時間はすぐに過ぎ去る。僕の電車の時間が来たのでバス停まで送ることに。正直、前回友人がマンチェスターまで来てくれたときもそうだったんだけれど、元気をもらって「がんばろう!」と思うと同時にやっぱりどこかで寂しい気持ちになる。しばし会えないのはわかっているからね。だけど、facebook などで近況を知り合える時代なので涙はまったく出ないぜよ。
バスに無事に乗る友人を見送っ駅へ。帰りは行きと違って乗り換えが必要の中、delayしていたので Birmmingam New Street 駅での乗り換え時間が短い上に、ややこしいのでダッシュ。無事に乗り換えできて、ほっとする車内の中で、ようやく筆を置くことができた。
それでは、お昼寝します。
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