2015年8月24日月曜日

多様性社会の中で生きる上で大事なこと③


Japanese Only...

以前から引き続き書いていたことの最終回。

これまでの投稿はこちらから。
多様性社会の中で生きる上で大事なこと①
多様性社会の中で生きる上で大事なこと②




こないだの金曜日、授業が始まる前に先生が一枚の紙を配った。




写真を見てもらえば良いのですが、一応こんなことが書いてありました。


As a Business & Management Masters student, you will be working with people in English but it is likely that it isn't their first language either. It is important to be patient, to be politically correct, and take into account cultural differences in a multicultural environment. Do not make comments about other cultures or their accents - it will lose you business and possibly your job! Make friends, not enemies.


先生は、話している間、僕自身がこういう言葉を受けたと名指しすることはなかった。そういうことをしなくても、書いてしまった人は気付くだろうということもあるし、何より僕に配慮してくれたんだと思う。ありがたい。


僕も、ああいう発言を受けて怒り狂うほどナイーブではありたくない。こういう発言はどこに行ってもあると思う、残念ながら。多様性のあるイギリスですら、差別はまだまだある訳のが実情な訳で。だけど、今回の発言は、冷静捉えても真っ当なフィードバックではないことはわかるし、好ましくないのも明らか。


でも、僕も含め多くの日本人は気づかないうちに差別的な発言や表現をする可能性があることを忘れてはならない。やっぱり、いろいろなバックグラウンドの人に囲まれて生きる経験が圧倒的に足りないから。

このことを話したこちらの日本人の中でも、何が問題なのかわかってない人もいて正直かなり残念だった。第二言語とはいえ、訳の分からない話をするほど英語が下手ではない状況の中ですし。冷静に、日本語で大阪弁の人のアクセントの指摘をしていたらおかしいでしょという訳で。


例えば、1年くらい前にANAがやってしまったのもそう。あれだけの大企業で海外と日本を繋ぐ大事な仕事をしている会社でも。無知だからやっちゃうんだと思うんです。だけど、無知だからでは済まされないですよね。(知らない方は、Japan Times の記事をどうぞ)



話を戻すが、こうやって先生が問題を共有してくれたことを本当にありがたく思うし、僕自身も学びになりました。僕にフィードバックをした人が気づき、行動変容をしてくれることを心の底から祈ります。

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