Japanese Only...
一昨日、先輩の方から「土曜のシティの試合のチケット買えるよ!」と聞いて、昨日すぐに Student Union に行きチケットを手にいれた。対戦相手は Watford というクラブで、聞いたことはなかったけれど迷わず購入。
試合をみたがっていたドイツ人のカロも空いているということで一緒に行くことに。ちなみに1枚£31でした。Manchester United の試合は一試合£150してもおかしくないので、割安。
天気がもつよう、そしてスタメンがベストメンバーでいてくれることを願ってトラムに乗った。着いてすぐに Manchester City ホームカラーの水色が青空によく映える。グッズ売り場には人が満杯。ところどころ日本人もいるのが分かる。普段は学校で見ないけれど、この街には人がけっこういるんですね。
グッズ売り場では応援歌がまとめられた本が売られていたり赤ちゃん用のソックスを含めたユニフォームセットが売っていたりとそれだけでもかなり楽しい。おじいさんもおばさんも関係なく皆さんユニフォームを手にとっては身体に合わせ自分への一枚を探していた。
外をいろいろ回っていると、選手がバスから入っていく姿がモニターに映る。それを見届け、1分くらい歩いたら選手が入っていったゲートが。。「スタメンがわからないのでアグエロとかみたかった」とショックでした...。
スタジアム外ではバンドマンが演奏したりして賑やか。そのステージで、ファンの中から選ばれた3人がクイズをしている。選手の名前のアルファベットが並び替えられていて、名前を当てるというもの。僕の隣にいた髪の色の抜けたおばさんが、問題を見た瞬間にバンバン答えていて、「ずっと City のファンなんですか?」と尋ねると「そうよ!」と笑顔で答えてくれた。
手荷物検査も何もなく(おいおいいいのか?)、ゲートを潜って席へ。グラウンドが異様に近い。そして席がすごい角度になっている。「あぁこれだからお客さんが入るんだ」ぽつりと呟いてしまっていた。日本のスタジアムの多くはサッカー専用じゃないので、遠い。これだけ近いとアップでも迫力の違いがわかる。
スタメンが発表されるときには来場した53,000人全員が総立ち。ちゃんとヤヤ・トゥーレやアグエロもスタメンに名を連ねる。興奮。カウントダウンが終わりに近づき、いよいよキックオフ。ちなみにこちらの人は基本的に座ったまま観戦します。
それにしても迫力がまったく違う。競り合いのときにボールを奪い合う鈍い音が聞こえる。そして、ゴールの決まりそうなおしい場面ではファンの期待でぞわぞわぞわぞわという感覚でスタジアムが包まれる。
はじまってすぐに気づくのだけれど、サッカーの素人ではわからないような何げない縦パスや、身体を投げ出してのボール奪取に温かい拍手が送られ、それだけで、ファンの人がサッカーをよくわかっていることが明瞭。そういう中に囲まれていることにとても感銘して、涙が出そうになった。
そんなことを思ううちにシティペースで試合は進むものの Watford は良く耐えている。前半の45分はすぐに流れる。
そして、後半戦。早々、スターリングが素晴らしいボレーで先制点を決める。そして10分後にフェルナンジーニョが鋭いシュートをサイドネットにぶち込んだ。座っていた全員が総立ちになって拍手で讃える。その後、Watford もチャンスを作るもののゴールが遠い。そして、シティが大人なサッカーでうまく時間を使ってゲーム終了。
こっちに来て初めてサッカーを生で観たけれど、この街を選んで良かったと心の底から感じる。「好きなことを触れられる街」そんなことが最終的にマンチェスターを選ぶのに背中を押した。本来であれば不純な動機かも。でも、こんなに興奮しそして涙が出そうなほど感動する瞬間がすぐ側にあるというのは、自分の心を満たしてくれる。人生を確実に豊かにしてくれると思う。本当に英国、マンチェスターでよかった。
まだ1年ある。エティハドスタジアム、そして Old Trraford に何度も足を運ぼうと心に誓った。
試合の結果はこちらから
(※勉強はしていますから!)
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